土用の丑の日には”うなぎの蒲焼き” (part2) [生活]
前回、土用の丑の日には必ず話題に
取り上げられるうなぎの蒲焼きについての
ニュースに関するレポートをしました。
土用についてもう少し詳しく教えてください
土用(どよう)とは、五行に由来する暦上の雑節です。
五行とは、木行・火行・土行・金行・水行。
五行は干支(えと)に関連しています。
木は、甲(きのえ)、乙(きのと)
火は、丙(ひのえ)、丁(ひのと)
土は、戊(つちのえ)、己(つちのと)
金は、庚(かのえ)、辛(かのと)
かのえ、かのとの「か」は金のことです。
全部で10種類あります。
これが「十干」と言われるものです。
これは音から連想できます。
十二支についても、
子・丑・寅…と続いて12の動物が
出てくるもので良く知られています。
これらにも五行が含まれています。
五行はいろいろなものに
当てはめられていますが、
季節もその1つです。
春は木、夏は火、秋は金、冬は水です。
そして、土は季節の移り変わりのことです。
土用の丑の日には”うなぎの蒲焼き”について
その由来については諸説あります。
一番有名なものは次の話です。
江戸時代、うなぎ屋が
うなぎが売れないで困っていることを、
平賀源内に相談しました。
この時の、
「“本日丑の日”という張り紙を店に貼る」
という平賀源内の発案が功を奏し、
うなぎ屋は大繁盛になったのです。
ちなみに、これがヒットした背景に、当時は、
「丑の日にちなんで、“う”から始まる食べ物
を食べると夏負けしない」
という風習があったそうです。
これを他のうなぎ屋もこぞって
真似するようになり、
次第に「土用丑の日はうなぎの日」
という風習が定着したとされています。
これは、当時の平賀源内が起源とされる、
うなぎを食べる風習が
『“夏の”土用丑の日』だったから、
現在「土用丑の日」と言えば、
夏の土用丑の日となるのです。
つまり、本来ウナギの旬は冬のため、
以前は夏にウナギは
あまり売れなかったそうです。
売れないウナギの販促のため、
旬ではない“夏”という
時期にウナギを売るための
工夫だったそうです。
黒門市場について教えてください
黒門市場(くろもんいちば)は、
日本橋(にっぽんばし)にあるアーケード商店街。
文政5年頃 かつてあった日本橋の圓明寺の
黒い山門あたりに堺港などから
入って来た魚を売っていたのが始まりです。
昔は「圓明寺市場」
と呼ばれていたそうです。
約150店舗で、3分の1が鮮魚店。
3分の1が鮮魚以外の青果・肉・菓子などの食料品店。
残り3分の1が飲食店と衣料品その他の物販。
卸売と小売の双方を扱い、1日平均18000人が来場します。
市場の起源は200年近く前に遡るが、
政府から公認されたのは明治35年です。
一流料亭をはじめ大阪ミナミの飲食店や
地元住人に新鮮な食材を供給し、
大阪ミナミの台所として
長い間愛され続けてきました。
この「黒門市場」ですが、
最近”食べ歩き天国”として
訪日外国人や若者に大人気だということです。
”食べ歩き”ができるような商品を作ったり、
買ったものをすぐその場で食べられるように
店先にテーブルを置いたりしました。
それも魚介類や肉はその場でさばいたり
焼いてくれるというのもうれしいところです。
より新鮮なものが食べられると喜ばれています。
いろいろなものを買って
みんなでシェアして食べられるように
”無料休憩所”もあります。
そこにはトイレやごみ箱が設置されていたり、
フリーWi-Fiのスポットもあり、
ますます便利になり、
日本のおもてなしが喜ばれています。
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