京都・石清水八幡宮で七夕ウオークラリー（Part2）

前回の記事の続きです。

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七夕について教えてください

日本の「たなばた」は、元来、中国での行事であった
ものがが奈良時代に伝わったものです。

全国的には、短冊に願い事を書き笹竹に飾ることが
一般的に行われています。

七夕は「たなばた」または「しちせき」とも読み、
古くから行われている日本のお祭り行事で、一年間の重要
な節句をあらわす五節句のひとつにも数えられています。

毎年7月7日の夜に、願いごとを書いた色とりどりの短冊
や飾りを笹の葉につるし、星にお祈りをする習慣が今も
残っています。

節句（せっく）とは、中国の陰陽五行説に由来して定着した
日本の暦における、伝統的な年中行事を行う季節の節目
となる日のことで、日本の文化・風習として生活の中に
溶け込んでいます。

この日には、昔の日本の宮廷において節会（せちえ）
と呼ばれる宴会が開かれました。年間にわたり様々な節句
が存在していましたが、そのうちの5つを江戸時代に幕府が
公的な行事・祝日として定めました。

それが[漢名⇒]人日（じんじつ：１月７日）の節句
　　 （和名⇒七草の節句）
上巳（じょうし：３月３日）の節句（和名⇒桃の節句）
端午（たんご：５月５日）の節句（和名⇒菖蒲の節句）
七夕（しちせき：７月７日）の節句（和名⇒たなばた）
重陽（ちょうよう：９月９日）の節句（和名⇒菊の節句）
の五節句です。

「御節供」（おせちく）と呼ばれた節句料理はもともと
五節句の祝儀料理すべてをいっていましたが、のちに
最も重要とされる人日の節句の正月料理を指すように
なりました。

そして、今日では「おせち」として、正月三が日もしくは
七日にかけての松の内の期間において食べるものを指す
ようになりました。

節句に飾られる人形（雛人形、五月人形など）は、節句人形
（せっくにんぎょう）とも言われます。

ところで、た、「たなばた」という言葉は、もともとから
日本にあった神事でした。

「棚機（たなばた）」とは古い日本の禊ぎ（みそぎ：身を清める）
行事で、乙女が着物を織って棚にそなえ、神さまを迎えて
秋の豊作を祈ったり人々のけがれをはらうというものでした。

選ばれた乙女は、川などの清い水辺にある機屋（はたや）
にこもって神さまのために心をこめて着物を織ります。

そのときに使われたのが「棚機」（たなばた）という
織り機です。

やがて仏教が伝わると、この行事はお盆を迎える準備
として7月7日の夜に行われるようになりました。

現在七夕という二文字で「たなばた」と当て字で読んでいる
のも、ここから来ていると言われています。

また、七夕には中国由来の織姫と彦星の伝説もあります。

織姫は縫製の仕事を、彦星は農業の仕事を司る星とされて
いました。

この２つの星は、１年に一度、７月７日に天の川を挟んで
最も光り輝くので、この日をめぐり逢いの日として、七夕
のロマンチックな話が作られました。

さらに、７月７日は織姫の星：織女（しゅくじょ）星＜←琴座のベガ＞
にあやかり、縫製が上達するようお祈りする風習が生まれ、
さらには、様々な願い事をする風習が広がりました。

また、笹に願い事を書いた短冊を下げて飾る七夕飾りは、
江戸時代に寺小屋で学んでいた子供たちが、習字が上達
するようにと、短冊に書かれたのが始まりとされています。

この笹竹は、根強く、繁殖力の強く、風雪にも強いので、
その生命力と神秘性を兼ね備えた神聖なものとして大切に
扱われてきました。

このように、七夕の願い事も、神聖な笹竹につるすように
なったとされています。





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タグ：笹竹 短冊 七夕 五節句 節句 願いごと 神事 たなばた 織姫 彦星