京都・祇園祭で宵山期間始まり、駒形提灯が山鉾を照らす [ニュース]
祇園祭前祭(さきまつり)の山鉾巡行(17日)を前に14日、
宵山期間が始まりました。
「宵々々山」にあたる14日は、四条通や烏丸通の「歩行者天国」
は実施されず、露店の出店もないが、山鉾が立ち並ぶ室町通や
新町通では、厄よけちまきや朱印を求める大勢の人垣ができました。
京都市中心部の山鉾町では駒形提灯(ちょうちん)がともされ、
大路小路に立つ山鉾と豪華な懸装品を見ることができます。
15、16日は午後6時~午後11時まで、四条通と烏丸通
の一部が歩行者天国になります。
(7月14日 京都新聞Webの概要)
室町通
(「Google」をクリック)
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山鉾について教えてください
車の台の上に家や山などのつくりものをつくり,その上に鉾やなぎなた
などを立てたものをさします。
山は曳山(ひきやま)とか山車(だし)ともいわれるように、人形を飾っ
て囃子(はやし)の人たちが乗り、曳子が綱で引く屋台のことであり、
鉾は屋台の上に立てて飾るものをいいます。
神様がこれにのりうつって町を巡幸し、氏子の生活を見守る趣旨
のもので、神輿(みこし)の御幸(みゆき)と同様の意味をもちます。
古くは神が神聖な自然の森や樹木に降りて来る信仰があって,その聖域が
神社や広場に移動した結果,樹木やその一部を祭場に立てる形式が生まれ
ました。
神輿 (みこし) とか山車 (だし) のもとの形は,こうした神の依りついた
樹や枝を輿に乗せて神が巡幸することを意味しましたが,次第に装飾化
されていきました。
これまで毎年7月17日に行われてきた山鉾巡行ですが、2014年からは
17日の「前祭(さきまつり)」と24日の「後祭(あとまつり)」の
2日間に分けて行われます。
実はこれが祇園祭の本来の形です。
前祭の巡行で京都の町中の穢れを払い、それから八坂神社の神様を
お神輿で町にお迎えします。
そして1週間後、後祭でもう一度 巡行で穢れを払い、神様を神社に
お返しするのです。
(お神輿で神様をお迎えする行事を「神幸祭」、お返しする行事を
「還幸祭」といいます)
それにあわせ、宵山も14~16日の3日間に加え、後祭の前にあたる
21~23日にも開催されます。
前祭(17日)の前夜祭としての宵山は、14日(宵々々山)、
15日(宵々山)、16日(宵山)と3日間行われます。
山や鉾には提灯が灯りお囃子の音が場を盛り上げ、町中が祭ムード
一色となります。
宵山の時期は山や鉾に上がることができます。
(但し、行っていないところもあるようです)
また各町の会所では粽やグッズ販売のほか各町に伝わる諸道具や
山鉾を飾る懸装品、ご神体などが飾られ間近に鑑賞することが
できます。
※歩行者天国は15日・16日の2日間(18:00~23:00)となります。
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