NHKのど自慢 大阪府大阪狭山市から (Part2) [地理]
前回の続きです。
(⇒(Part.1)の記事を読む)
大野ぶどうについて教えてください
大阪狭山市の南の端に位置する大野地区は、丘陵地を活用して
大正初期 からぶどうの栽培が始まったとされ、今では34戸の農家が
ぶどうを栽培しています。
現在、「デラウエア」を始め「巨峰」「マスカット」など十種類程度栽培され
ていますが、一般的には品種改良を重ね、栽培方法も近代化が図られて
他産地のものと比較して甘いと評判の「デラウエア」を「大野ぶどう」と
呼んでいます。
(この地区で作られるぶどうを総称して「大野ぶどう」と呼ぶこともあります。)
収穫期には、農家が「新鮮採りたてぶどう」を販売する「産地直売」で人気を
呼んでいます。
大野地区
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ぶどうについて教えてください
ブドウの果実は枝に近い部分から熟していくため、
房の上の部分ほど甘みが強くなり、房の下端部分は
熟すのが最も遅いため甘味も弱くなります。
甘味成分としてはブドウ糖と果糖がほぼ等量含まれていて、
また、酸味成分として酒石酸とリンゴ酸が等量含まれる。
ブドウは温帯の農作物で、平均気温が10度から20度
くらいの地域が栽培適地で、水はけがよく日当たり
が良い土地を好みます。
日本で古くから栽培されている甲州種は、中国から
輸入された東アジア系ヨーロッパブドウが自生化
したものが、鎌倉時代初期に甲斐国勝沼
(現在の山梨県甲州市)で栽培が始められ、明治時代
以前は専ら同地近辺のみの特産品として扱われてきました。
明治以降は外国種が日本に入ってきて、現在栽培
されている品種の多くは、ブドウの祖先といわれる
「ヨーロッパブドウ」と「アメリカブドウ」を交配
したものがもとになっています。
2010年の日本のブドウ生産量は18万4800tであり、
果物ではウンシュウミカン、リンゴ、ナシ、カキ
に次いで5位の生産量です。
日本は南西諸島を除くほぼ全域がブドウの適地であるため、
北海道から九州までの広い範囲においてブドウが生産されて
います。
世界ではワイン生産用が7割を占め非常に多いのに比べ、
日本では生食用が9割近くを占め、ワインやブドウジュース、
菓子などの加工用は1割弱に過ぎません。
多く出回る時期:6月~10月頃
おもな産地:山梨県(約26%)、長野県(約14%)、
山形県(約9%)。
(大阪府は全国第7位です)
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