NHK SONGSスペシャル 松任谷由実 「気づかず過ぎた初恋」 [ドキュメンタリー]
12月19日 NHK総合
SONGSスペシャル 松任谷由実
「見えない大切なものを探して」
松任谷由美(1954〜)
多摩美大卒で日本画専攻
シンガーソングライター
サン=テグジュペリ(1900年〜1944年)
フランス人で「星の王子さま」(1943年発表)の作者
ユーミンがフランス映画「星の王子さま」の
日本語吹き替え版の主題歌を依頼された。
ユーミンが2つの旅を通して
主題歌「気づかず過ぎた初恋」
を作ったドキュメンタリー。
割と感動〜
ユーミンは13歳の時、この「星の王子さま」を読んで感動した。
しかし、今読んでも理解できない。
清らかな心をなくしてしまったのではないかと
自問自答した。
①ユーミンがサン=テグジュペリの星の王子さまを理解する
リヨン郊外のサン=モーリス・ド・レマン(村)を訪問
サン=テグジュペリは貴族の家に生まれ、
12歳で飛行機に初同乗
→26歳で就職し郵便飛行士になる
→パイロットの経験を元に小説を執筆
→小説に多く登場するのは子供の頃の思い出
ユーミンが村の教会を訪問
天井の綺麗な色遣いに感心
ユーミンがセスナで村の上空を飛行
→空から見えた教会のいろいろなものが目に浮かぶ
→自分の腕に抱きしめられそうな、愛をしい気持ちになった
ユーミンが小学校を訪問
→「星の王子さま」を先生が朗読し、小学生に質問
→子供は、考えずに言葉を使う
→さらに質問すると、また考える
ユーミンによると、「星の王子さま」を
理解する上で必要な旅で、
必要な時間の長さとのことでした。
映画「星の王子さま」で、
出てくるキツネが言いました。
→時間をかけて互いに知るうちに
心の結びつきを深めてゆく
→別れの時のキツネから王子さまへのメッセージ
「心で見た時だけ、本当のことが分かる」
「大切なものは、目に見えない」
ユーミンが思い出したもの
→「目に映るすべてのものはメッセージ」
(ユーミンの曲「やさしさしさに包まれたなら」
の歌詞の一部)
→「星の王子さま」とは真逆だが魂は同じ
→目に映ることを越え、
その先にある大切なメッセージを描きたい。
②昔の自分の確認の旅
長崎県五島列島の奈留島(なるしま)>へ
昭和49年、若かりしユーミンがパーソナリティを務めていた
ラジオの深夜番組に、奈留高校(当時は分校)の在校生が
校歌を作ってほい
と手紙を出した。
→手紙に書いてあった内容を元に、
「瞳を閉じて」を作曲
(奈留高校の愛唱歌となる)
→1988年歌碑建立
建立式にユーミン出席
→2015年創立50周年式典で
ユーミンに「瞳を閉じて」を一緒に歌って欲しい
と在校生がメールで依頼
→ユーミンがサプライズで出席し、一緒に歌う
(41年前校歌を依頼した元高校生とも再開)
→昔の自分を確認
「大切なものは目に見えない」
「星の王子さま」を通して、サン=テグジュペリが
残してくれたメッセージです。
そして、完成しました。ユーミン作の主題歌「気づかず過ぎた初恋」
大人になったら忘れてしまう
ピュアな気持ちを表現したとのことです。
時の流れが育んでくれた絆
大人になっても忘れたくないピュアな気持ち
<私の歌への感想>
→過去と未来を織り交ぜ、気持ちを抽象的に表現した
洗練されたスマートな歌だと思いました。
<番組への感想>
→一連のストーリがすごいという感じです。
さすがプロは気持ちを言葉に表すことがうまい!
感動的〜、拍手〜。
(スポンサーリンク)
スポンサーリンク
コメント 0