第１５５回芥川賞・直木賞が決定

第１５５回芥川賞・直木賞（日本文学振興会主催）
の選考会が１９日、東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれ、
芥川賞に村田沙耶香さん（３６）の
「コンビニ人間」（文学界６月号）、
直木賞に荻原浩さん（６０）の
「海の見える理髪店」（集英社）が選ばれた。

副賞は各１００万円。
贈呈式は８月下旬に東京都内で開かれる。

(朝日新聞　７月１９日）


芥川賞について教えてください

芥川龍之介賞、通称芥川賞は、
純文学の新人に与えられる文学賞であす。

芥川龍之介を記念して，1935年文藝春秋社
が創設した文学賞で年2回，無名または新進作家の
既発表作品を対象に選考し，
文壇の登竜門と目されています。

文藝春秋社内の日本文学振興会によって
選考が行われ、賞が授与されます。


直木賞について教えてください

直木三十五賞は、
無名・新人及び中堅作家による大衆小説作品
に与えられる文学賞です。
通称は直木賞。

1935年度上半期から直木三十五の功績を記念して
文藝春秋社により設定されました。
菊池寛の発意による。年2回，大衆文学部門
における新進作家に授与されます。
芥川賞と並んで文壇登竜門と目されています。

かつては芥川賞と同じく無名・新人作家
に対する賞であったが、
現在では中堅作家が主な対象とされていて、
ベテランが受賞することが多々あります。

発足当初の対象は新人による大衆小説であり、
芥川賞とは密接不可分の関係にあります。

また、運営者である日本文学振興会の事務所が
社内に置かれている文藝春秋から刊行、
あるいは同社の雑誌に掲載された小説に対して
多く授賞している傾向があり、
文藝春秋とも事実上不可分の関係となっています。

直木三十五について教えてください

直木 三十五、本名は植村宗一
1891年（明治24年） - 1934年（昭和9年）

「直木」は「植」の字を分解したもので、
「三十五」は年齢を元にしたものです。

大正後半から昭和初期に活躍した大衆作家・評論家です。

大衆文芸勃興期に、新聞紙上、諸雑誌上で活躍し、
大衆文芸の地位確立と発展に貢献しました。

純文学と大衆文学の違いはなんですか？

純文学は、大衆小説に対して「娯楽性」
よりも「芸術性]に重きを置いている小説
を総称する、日本文学における用語。

大衆文学(大衆小説)は、純文学に対して
「芸術性」よりも「娯楽性」
に重きを置いている小説の総称。
「娯楽小説」「娯楽文学」も同義語。



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